想像の世界

もう35年も児童青少年演劇を見ています。1月の劇団風の子公演「小さい劇場…いやだいやだのぺんぺろぺー」を観たときの感想です。
 
 お芝居が進むにつれて、子どもたちが想像の世界に入り込んでしまって、すっかり舞台に参加しきっています。 ぺんぺろーを魔法使いから助けだそうと声援を送ったり、中には舞台の中まで入っていってしまう子どもがいたり、登場人物と一体化しています。
 そして、のんちゃんがあくびをし始めると、さあ大変。
子どもたちが、のんちゃんに見つかったら消されてしまうというのです。


 そして、ぺんぺろーが「隠れて!」と言ったその時。 子どもたちが一斉に全身で表現していて、その光景はなかなか言葉では伝えきれない素晴らしいものがありました。

 舞台は生き物。疑似体験のなかで応援したり、どうしたら助けられるか考えたり。怖くなったり、笑ったり、現実の世界から想像の世界へひとっ飛び!

 子どもの時の、この体験の積み重ねが、きっと生きる力につながるのかなーなんて思えた光景でした。(*^_^*)